なりたい自分になるための 共感スキル

なりたい自分になるための 共感スキル

理想の自分になろうと
力づくでそちらへ
引っ張ろうとしても
うまくいかないものです。

それは
何かに怯えている子どもに向かって
強い口調で

「怖くないって言ってるでしょ!」
とか

「泣く子は嫌い。おいてくよ」
などと叱っては
逆効果であるのと
まったく同じことです。

そうではなく
「そうよね、恐いよね、よしよし」と

その自然な心を抱きしめてあげないと
感情はおさまりません。

「共感」は
そのプロセスというわけです。

共感することは
受け容れること
認めることにつながります。

受け容れる
認めるということを
むずかしく考えず

「ただある」
として

共感することを
徹底すればよいと思います。

よく
どうしたら(自分や他者を)
認められますか
と質問されますが

認めるというのを
「好む」と考えると

「受け容れがたい」
気持ちと反発してしまうものです。

好む必要も
よしとする必要も
理解する必要もないと考えてください。

理解を超えて
「了解」する。

ただ、すべてを
「そういうわけなんだね」
と、無条件に了解し共感すること。

これが、自他を
そしてあらゆる現実を
認め、受け容れることにつながっていきます。

ですから、これまで
認められなかった自分
受け容れられなかった自分
ダメだと嫌ってきた自分にこそ
共感を示してあげましょう。

怖がり
泣き虫
すぐ怒る
すぐ緊張するなどなど

いろんな自分は、自然なんだね。

そういうわけなんだね。

「ダメだから直す」
ではなく

「それでよくて、さらによくなる」
ということですね。

これまで
嫌ってきてしまった自分に
そっと
「ごめんね」
と伝えてあげましょう。

やっぱり、「自分が変わる」を選ばなきゃ！

(リズ山崎/青春出版社 より)