幸福への近道とは
幸福への近道とは
「よいこと」「うれしいこと」だけでは
【幸福の扉】は閉ざされたままです
自分にとって
よいことやうれしいことばかり
膨らむことが
「幸せ」と
とらえられているようです。
そのため
周りにいいことが起こることや
いい人とだけ関係を持つことばかりを
探し求めてしまいがちです。
しかし それはむしろ
「幸福」に遠回りになることだと
私は思っています。
「オール5」を目指すならば
苦手なことを
より多く行なう必要がある。
オール5とは
すべて満ちている。
半円ではなく
満月です。
私たちが
大きく丸く満ちていくためには
それぞれの
「苦手」「不得意」を
制覇していく必要があるのです。
だから
目の前の人に困っているのであれば
それこそが 私たちが満ちるために必要な
レッスン(課題)なのです。
幸福の種は あなたの中にあります
「苦手克服」というと
できないことが
できるようになる と思われるでしょうが
このとき私たちが
ほんとうにできるようになることというのは
私たちの中の
「苦手な感情を克服すること」だと
私は思います。
たとえば
嫉妬心が強くてけんかばかり
というケースを改善する場合は
本人が
その嫉妬やその元となる恐れを
克服することになります。
それには
「嫉妬からの不快感情」を
恐れたり毛嫌いしたりするのではなく
「認める」
「受け容れる」ことが 克服になるのです。
「もし彼が
別の女性を好きになったら」と恐れて
彼の行動について
疑ったりしますが
それは自分が
「感じるかもしれない気持ち」
を恐れているのです。
ですから
彼がそうなることのないように束縛するという形で
自己防衛することになるのですが
そうではなく
「もしそうなったら」という
一番感じたくない気持ちと
向き合ってあげる。
すると
「ひとりぼっちになるのが怖い」
「自分には価値がないということに
向き合わなくてはならないことになる」
などの恐れが
浮き上がってきたりします。
嫉妬心や猜疑心が強いその理由は
ここにあったのか!
ということになります。
「喜怒哀楽」を丸ごと感じきる
自然なものとして
認めることができるということは
究極的には
「恐れ」の克服なのですね。
究極的には
「恐れ」なのですが
その種類が
人それぞれ違うのですね。
いかなる
「気持ち」「感情」も自然なもの
自分が満ちるために
大いに感じてあげるべきものとして
味わってあげましょう。
「今 口惜しい気持ちになっているね。それは自然だよ」
「だいじょうぶ 一緒に味わってあげるからね」
そう言葉がけをして
苦い感情に動揺せず
肯定的に味わいましょう。
これまでは
そういう気持ちを味わうことのないように
外側に加護を求めていたかもしれませんが
自分自身を加護するように
心の向きを変えるのです。
それが
自分自身を最短距離で幸福へと導く
秘訣なのです。
そしてこれは
「自分を愛すること」
に ほかならないのです。