「いま何ができるか」から始めればいい
私のやっている「心のセラピー」と「幸せになるレッスン」の間には
もうひとつ独特な部分があります。
それは、「いまさっそく何ができるか」をみなさんに考えてもらって
実践してもらうこと。
たとえば、「自信が持てる自分になりたい」という人には
「じゃ、自信のある人とない人はどこが違うと思う?」と聞く
すると、「積極的で誰とでも親しく話せて友達になれると思う」という
「じゃあ、その積極的な人って、もっと具体的に、
たとえばどんなときにどういうことをする人?」とたたみかけます。
すると
「ちょっとぐらいなにか指摘されてもメソメソしない」
という答えが。
「じゃあ、めそめそしないためにはどうしたらいい?」というと
「その場で、指摘されたことにありがとうという」と言ってくれました。
OK!
これが今この人が早速やるべきことがわかった瞬間です。
「じゃあ、そうすればいいのよ。それを早速やってね」ということになるんですね。
次のセラピーまでの1週間、笑顔でそれをやってもらうと
「あ、なんだ。私は怖い怖いと思って、相手の目が見られなかったけど
やってみたら全然オッケーだった。なんか、自分に自信が持てるような気がした」
と手応えをつかんでくれる人が多いのです。
この経験だけで、自分がすっかり変わってしまったという人もいます。
笑顔で話すとようにしただけで、なかなかうまくいかなかった不動産の問題などが
トントン拍子に決まってしまった、という人もいます。
ものを聞くとき、笑顔で聞ければ対応が良くなるけど、不安げな表情で聞いたら
ダメだった、ということが実際あるのです。
具体的なレッスンがわかってもできなかったという人もいます。
でも大丈夫。
できないならできないどこが難しかったかを知るのも大切なこと。
どうすればできるか、やりやすくなるか、を見つけることができるからです。
私がセラピーで「こうしてみてね」と言ったことが
「できなかった」と肩を落としてくるひとが時折います。
でも、課題をやってきたかどうか、できたかできないかというよりも
できなかったならば、どこが難しかったかを私は知りたいし
その人も知ったほうがいいんですね。現在地を知れば、次のステップは
おのずと見えてくるものなのですから・・・