「でも」と「でも」の壁打ち状態にきづきましょう

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カウンセリングをしている時の、とある会話です。

「まだ東京で仕事を続けたいんですよね。でもね、両親も年老いて田舎にいるから

田舎に戻ろうかとも思うんです。」

 

「そうですか。いいんじゃないですか。」

「でもねえ、やっぱり田舎に戻ったらどうしても世界が狭くなってしまうし。。、

私、もうちょっといたいんですよね、東京に」

「なるほど・・・」

「でも、同級生もみんな田舎で結婚して家庭を持っているんですよねえ」

「ふ~む」

「でも」と「でも」のまさに壁打ち状態なんですね。

どんなことに関しても、頭の中でも「でも」から「でも」の壁打ちを繰り返してしまう人は本当に多い。

その壁打ちは、自分か家族か、自分の喜びか社会的な地位か、生きがいか収入か・・・など、

両立しづらい二つの領域同士で行われます。

 

ではなぜ、両方が同じだけ大事になってしまうのでしょうか。それは自分の考え方と、

自分に何かを教えてくれた人の考え方の違いが原因のことが多いです。

つまりこれも「トラウマ」に関わってくること・・・。

 

たとえば子供のころ、冒険がしてみたくて危ない場所にへ飛び出していく、

さっそく母親から「そんな危ないところへ行って、大怪我しても知らないからね」と注意される・・・。

すると大人になってからも、自分がやりたいことや興味のある方に行こうとすると

「でも危険かも知れない」「でも誰にも助けてもらえないかもしれない」という風に、

やりたいことと、やったら起こるかも知れないことの間で右往左往するようになってしまいます。

でも、やってみなければ、心配していることは本当に起こるわかりませんよね?

壁打ちしている時間があったらやりたいことを実行して欲しい!

 

まずは自分にとって何が一番大切か、順番に考えてみましょうか。

いつ何時でもその順番を守り通そうなんて堅苦しく考えなくても大丈夫。

「これに関しては、今日は自分を優先させてもらうね」という感じで、

日常の小さなことからで構いませんから、大事なことを順番に考えるのを週間にしてみましょう。