あなたがいなくても事は足りる
会社を辞めたいのにやめられなくてすごくストレスを抱えている女性が、
私のセラピーに来ていたことがあります。
「こんなに大変な仕事、私がいなくなったらいったいどうなるのだろう。
と考えると、引くに引けない」と。
そこで私はこういってあげたのです。
「あなたが明日行かなかったら、あるいはこのままずっと行かなかったら
会社は潰れると思う?」と。
答えはNOでした。
「あなたがいなくても事は足りるだろういうこと?」
「そうですね。」とその女性は肩の荷を降ろし、退社しました。
今は頑張っている女性が多いから、こういう人がとても多いのです。
ついなんでも請け負ってしまう人は
「なんで私ばっかりこんなに大変な思いをしなくちゃいけないの!」
なんて悲鳴をあげながら実は、心のどこかで「してあげる」快感を味わっているのです。
そのうち背負うものがだんだんお大きくなりすぎてトゥー・マッチになって
「ああ、なんで私ばっかり」と思ってしまう。悪循環に陥っているんですね。