【ネガティブ思考】の表裏

2016年6月30日自己実現　

【ネガティブ思考】の表裏

あなたの「ネガティブ思考」の定義は正しい?

物事のすべてに

「裏と表」
「陰と陽」

があるように

「性格」にも
プラス面とマイナス面があるのです。

自分の性格の欠点ばかりを嘆いていては

よい恋愛・よい人間関係を築くことは
むずかしくなります。

人と人は
「陰と陽」
のパズルみたいなものだからです。

ポジティブ思考はたいてい
「クヨクヨしない」「楽天家」
などと評価されますが

ポジティブ思考も裏目にでると
「問題意識が低い」「無反省」
ということになります。

そう考えると
ネガティブ思考も
「問題意識が高い」「内省能力がある」
という評価ができる。

「彼はポジティブ思考で行動派なのに
　私はネガティブ思考で疑り深い」

そんなふうに
自分の性格を否定している女性の話を
よく聞いてみると

「だからこそうまくいっている」
部分がある。

彼はポジティブ思考で行動力がある分
『見切り発車』の傾向があるようです。

一方
『石橋を叩いて渡る』彼女は
「いい話だから」と

招待券やミニ投資に
乗り気になっている彼に対して
「待って」とブレーキをかける。

このバランスがいいのです。

彼女があれこれネガティブに考えた結果
だまされずにすんだ、
という話でした。

「でも彼は
　私のネガティブ思考を毛嫌いする」

のだそうですが

彼女が自分の

「陽の作用」を照らし出せるようになれば

「だから私たちはうまくいっているのよ」

といえるようになります。

どんな性格にもそれぞれ
「陰と陽」
があることをしっかり心に留めて

既成概念や結果ばかりで
「善し悪し」
を決めつけたり
差別をするのはやめましょう。

誰だって
自分でも直したい性格はあります。

でも

「否定」からはじめるのではなく
「肯定」からはじめてほしいのです。

「ダメだから直す」
という考え方ではなく

「けっして悪くはない」
「こんなによいところがある」

という考えを土台に
さらによりよく変化しようとする。

自分を評価し
受け容れるところからスタートする。
これが大切なのです。

ネガティブ思考の【陰】と【陽】

まず欠点(陰)と思われがちな性格の
【陽】の部分をあげてみたいと思います。

根気がない・飽きっぽい ⇔ 【陽】好奇心がある・楽しみが好き

「何をしても続かない」
と悩むことはありません。

続けばよいというものでもないのですから。

いろいろな世界を知ることができる。
本当に追及したいものに
まだ出会っていない。
そう思えばよいのです。

疑り深い・人見知り ⇔ 【陽】周到深い・防衛力が高い

「誰とでも和気あいあいではいられない」
という心は

防衛の必要があると感じているからです。

無理やり直そうとせず

「自分を守るために
　疑ってくれている性格」に感謝する。

これが「自己肯定」のファーストステップです。

しつこい・執念深い ⇔ 【陽】粘り強い・がんばり屋

「もっとさっぱりした性格になりたい」
と思うかもしれませんが

それは場所や時間によっては
そうしたほうがいいということ。

「粘り強さ」がなければ
何事も達成することはできないのですから
大いに評価しましょう。

暗い・ネガティブ思考 ⇔ 【陽】内省能力がある・問題意識が高い

ただ周囲を見て
「明るい人にならなくては」
という考えに
とらわれないでください。

あなたは
深く考えることが好きなのかもしれない。

「思慮深い」性格を評価できたとき
切り替えも自然とできるようになるもの。
そこからはじめましょう。

一般に
「うらやましがられやすい性格」(陽)
というものがありますが
「それらがあわせもつマイナス作用」を【陰】として
いくつかあげてみます。

ポジティブ思考 ⇔ 【陰】低問題意識・無反省・事なかれ主義

自由・おおらか ⇔ 【陰】無秩序・身勝手

表現力が豊か ⇔ 【陰】派手さで人々を威圧する

ハキハキしている ⇔ 【陰】騒々しい・女らしさに欠ける

自分の意見をいう ⇔ 【陰】協調性の欠如・謙虚さの欠如

理想が高い・信念がある ⇔ 【陰】現実離れの夢見主義・がんこ　…など