幸せになれない理由
幸せになれない理由
人によっては
好調な状態でいる時に
心の警笛が鳴る場合もあります。
それは
調子のよい時
有頂天でいる時に限って
心理的罰がもたらされた経験に
よるものです。
たとえば
自分が笑顔でいる時に限って
親から叱られた経験や
きょうだいから
「お兄ちゃんばかりずるい」
などと責められた経験が
トラウマになっている場合です。
つまり その人にとっては
[笑顔] = [叱られる] = [心理的罰]
という
非意識の方程式が
できあがっているのです。
そのような人は
自分がよい成績を取って
うれしい時でも
必死になって
うれしさを否定しようとするでしょう。
また せっかく来たチャンスなのに
遠慮してしまったり
恋愛では
悲劇の主人公になるように
自ら仕向けたりしがちです。
こんなふうに 一般的にいう
プラスの感情( [幸福] = [うれしい] など)
に対しての感情免疫力が低い
ということで
チャンスを逃すことさえ
あるのです。
子どもにとって家庭は
安全な領域です。
ところが
[家庭で親に受け容れられる]
それは
[いつもちょっぴり不幸な時]
と非意識に定義づけがなされてしまうと
このように
プラス感情が
苦手感情になる。
したがって
[落胆・不幸] = [安全・ご褒美]
というように
不快と安全が
ワンセットになってしまうのです。
このような心の定義は
目に見えない・自覚できない
信念形態(波動)となって
現実に投影されてしまいます。
目標に向かって努力しているのに
いつも
あと一歩のところで
失敗するとか
よい話が
お流れになる
というようにです。
頭の自分は
その目標をプラスに捉えているけれど
非意識の心はマイナスに捉えているので
そちらへ行くのは
心にとっては
危険なことになるのです。
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(リズ山崎/主婦と生活社 より)
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